日々の萌語りとSS
(Les Belles Heures du Duc de Berry) ランブール兄弟
星座の十二宮は単に占いの道具だけではなく、かっては医学(占星医学)の分野にも使われていました。
人間の身体を大宇宙(マクロコスモス)に対応する小宇宙(コスモと読みたいところですが、ここではミクロコスモス)と考え、人間の身体を十二の部位に分けてそれぞれを黄道十二宮に対応させ、全身で天球を一周する太陽の通り道(ゾディアック)としていたのです。
人間の身体を大宇宙(マクロコスモス)に対応する小宇宙(コスモと読みたいところですが、ここではミクロコスモス)と考え、人間の身体を十二の部位に分けてそれぞれを黄道十二宮に対応させ、全身で天球を一周する太陽の通り道(ゾディアック)としていたのです。
まず頭の天辺は白羊宮の羊!(頭、顔、目)。
以下、
以下、
金牛宮(あご、喉、首)、 双児宮(肩、腕、肺などの循環器系、神経系)、
巨蟹宮(胸、胃、すい臓)、 獅子宮(心臓、背中)、 処女宮(大腸、十二指腸)、
天秤宮(おしり、腎臓、副腎)、 天蠍宮(直腸、結腸、生殖器、泌尿器)、
人馬宮(腰、肝臓、もも)、 磨かつ宮(膝、骨、皮膚)、
宝瓶宮(ふくらはぎ、足首)、 双魚宮(足、リンパ腺)
いかがでしょうか。
個人的には羊が司令塔だったり、蠍が下半身だったり、水瓶が妙にマニアックだったり、処女宮がなんだかよくわからなかったり、双子が神経を操ったりしてるところが興味深かったです。
ベリー公のいとも豪華なる時祷書は15世紀に全盛期を迎えたInternational Gothic style(国際ゴシック様式)で描かれた世界で一番美しいといわれる彩色写本(illuminated manuscript)です。特に背景の青は宝石のように輝く美しさ。
フランスのシャンティイ(Chantilly・パリから半時間くらい。シャンティイ競馬で有名)のシャンティイ城にあるコンデ美術館所蔵です。
フランスのシャンティイ(Chantilly・パリから半時間くらい。シャンティイ競馬で有名)のシャンティイ城にあるコンデ美術館所蔵です。
シャンティイ城は庭園がとても素晴らしいです。(ベルサイユ宮殿の庭園を設計したル・ノートル)
ちなみにホイップクリームのことをクレーム・シャンティイといいます。
*昨日は、おそるおそるアップした大人バージョンSSに拍手をありがとうございました。
最初はいつもの通り薄暗いSSを書いていました。
怪物がいない湖がつまらないように、潜むものの無い人の心は魅力ないよねというアウトラインで。
(湖=心に黒や白がいてこそのサガだよね。それなのに彼らを怪物扱いして駆逐するのはどうよ、みたいな)
(湖=心に黒や白がいてこそのサガだよね。それなのに彼らを怪物扱いして駆逐するのはどうよ、みたいな)
でも途中で、「一ヶ月にもなるのに801を避けていて同人サイトを名乗れるのか!」と変なスイッチが入り、結果、文字通りのやおいSSとなりました。
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サイト開設一ヶ月記念・挑戦作を書いてみました。(ぬるいですがR18描写ありますのでお気をつけ下さい)
***
その日はいつもより時間があったので、ハイランドの北にある氷食湖へと足を伸ばした。
北国特有の冷たい色の高い空の下、ヒースに覆われた丘陵やV字渓谷が重なり合うようにどこまでも続いている。
これは大昔に大きな氷河が大地をえぐり取り、流れていった跡だ。そういう目で見ると、大きな塊がこの地を砕き押し広げ無理やり通っていった痕跡がはっきりと見てとれる。
そして氷河が去ったその後はLochと呼ばれる数多の細長い湖がある荒地となった。
これは大昔に大きな氷河が大地をえぐり取り、流れていった跡だ。そういう目で見ると、大きな塊がこの地を砕き押し広げ無理やり通っていった痕跡がはっきりと見てとれる。
そして氷河が去ったその後はLochと呼ばれる数多の細長い湖がある荒地となった。
12月のハイランドではまだ昼の3時なのに辺りはすでに薄暗く、身を切るような冷たい風が吹きすさんでいる。
伝説の怪物が住むといわれる湖。
確かにこの深くいかにも冷たそうな暗い水の奥には、なにか人の知らない生き物がひっそりと隠れ住んでいても不思議ではないように思える。
水の透明度は高いが、それもすぐに底知れぬ深さを感じさせる暗い闇に溶け、湖の底が果たしてどの程度深いのか、全く想像がつかない。
この底知れぬ湖の奥に怪物が住んでいるのか。
人の心と同じように。
しかし20世紀の科学は怪物を消し去ってしまった。
この湖の冷たく透き通った暗い灰緑の水は、底知れぬ闇を溶かしたものではなく、プランクトンなどの微小生物が少ないためであることが分析された。
そして徹底的なローラー作戦と、ソナーによる調査。
神秘の湖はひっくり返され、ふるわれ、隅々まで照らし出されて、もはやいかなる謎も生息できないまで解剖されてしまった。
そして徹底的なローラー作戦と、ソナーによる調査。
神秘の湖はひっくり返され、ふるわれ、隅々まで照らし出されて、もはやいかなる謎も生息できないまで解剖されてしまった。
遠くどこまでも伸びていく細長い湖面を見渡しながら、瞳に侮蔑をうかべた彼が言う。
「馬鹿な話だ。全てをはっきりさせようとするあまり、結局は全てを失うことになったのだ。怪物がいない湖などに何の魅力がある?」
彼は荒々しく身を翻すと、湖を見下ろす今は廃墟となった古い城に続く階段をどんどん上っていく。
私も慌てて彼を追う。
私も慌てて彼を追う。
彼は砦の天辺に着くと半ば瓦礫となった城壁に腰を下ろし、背中を壁にもたせかけた。
私は彼の開いた足の間に座り、彼に軽く寄りかかる。
彼は自分が着ていたインバネスコートの中に私をすっぽりといれる。
そのまま二人で北海からの身を切るような風に吹かれながら冷たい湖を眺めた。
私は彼の開いた足の間に座り、彼に軽く寄りかかる。
彼は自分が着ていたインバネスコートの中に私をすっぽりといれる。
そのまま二人で北海からの身を切るような風に吹かれながら冷たい湖を眺めた。
「・・・髪が伸びたな」
私の髪に顔を埋めていた彼が呟く。インバネスコートの袖の穴から腕を出すと、自分の髪を縛っていた髪紐をとく。
その紐で私の髪を器用にまとめて結ぶと、片側に流す。
その紐で私の髪を器用にまとめて結ぶと、片側に流す。
「これで邪魔にならない」
「・・・私には別に邪魔ではなかったですよ。むしろ結ばれると首筋が寒いのですが」
彼はクッと喉の奥で笑う。
「すぐに寒くなくなる」
そしてぐっと私を自分に引き寄せると、そのままその手がインバネスコートの下で動き出した。
*以下、大人シーン(といっても大したこと無いです)に挑戦してみました。
ぬるいです。その手の描写に抵抗が無く、生暖かく見守ってくださる方はお進み下さいませ。
*以下、大人シーン(といっても大したこと無いです)に挑戦してみました。
ぬるいです。その手の描写に抵抗が無く、生暖かく見守ってくださる方はお進み下さいませ。
現在首まで埋まっているその一は羊受です。
相手は、自分が書くとしたら双子兄になると思いますが、
読むのは総受オッケーです。
というか、むしろいろいろ読みたいです。
アドレナリン全開その二はシベリア関連です。
特にアイザッ君を絡ませて欲しいところです。
というのは、激しく師弟萌なので。
そういう意味では小羊中羊も実はいけるのかもしれないです。
(大羊は天秤が鉄板なので、対大羊はファミリー愛ということで)
(以下、単なる自分個人の萌語りです。)
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中羊受および双子・獅子・シベリア師弟などについての妄想が渦巻くコキュートスです。
その他☆矢派生作品(Ω、LC等々)の感想も。
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