それから、頂いたコメントで「おお!」と思ったのですが、「自分は本当に愛されている訳ではないんじゃないか」とムウ様が疑念を持つというシチュについて。
(O様、いつも示唆と萌えに満ちたコメントをどうもありがとうございます)
サガからの愛を信じ切れないムウ様と言うのは自分の中にはなかった発想でした。
自分の中では、矢印は常に自動的かつ絶対的にゆるぎなくムウ様に向いているのがあまりにもアプリオリな当然で、ムウ様が>サガは「自分の事を本当に愛してはいないんじゃないか」と悩むという状況は完全に想像外でした。(サガの自害は、あくまでムウ様への愛情とは次元が別の問題)
でも、ムウ様自身が「サガが自分を本当に愛しているのか確信が持てない」というのも中々いいですね!>「そこへカノンがするっと滑り込んできて」っていうのもいかにもアリで。すごくカノンらしい。
(以下、「サガは自分のことを本当には愛してはいないんじゃないか」について、物すご~くぐだぐだと書いています。迷走&無駄に長いので面白くないです。まとまってなくて済みません。自分の脳内妄想の整理のため書き出したメモ書き)
ちょっと何言ってるか分からない迷走メモ書きを一応見てみる方は折りたたみへどうぞ↓
相手がサガだった場合、ムウ様が彼の愛を信じ切れなくなる要因は本当に色々ありますね。
まずは、シオンをムウ様と聖域から奪ったことへの罪滅ぼし。サガは罪悪感からの償いの意識を愛と勘違いしていないか?という当然の疑問。
(自分が不幸にしたムウ様を幸せにしなくてはならない、幸せにしたいという強い意識。サガはそれを愛だと思っているが、純粋な愛情というよりはどこかに罪滅ぼしの自己欺瞞とか義務の匂いがあるのでは?)
あるいは、ムウ様を愛することは恋愛感情と言うより、許しや与えられなかった愛を求める代償行為ではないか?
(ムウ様を愛し大切にするという行為によって、罪を償っているとサガ自身が錯覚。またシオンと聖域はサガを拒絶し受け入れなかったが、ムウ様はサガを受け入れてくれるので愛することができる。聖域に愛を注ぐことや贖罪の行為を許されないサガが、彼自身を免罪し救済するための代償行為としてムウ様を愛する。)
また、シオンとシオンに象徴される聖域への敬愛と渇望と遺恨が、アリエスの後継者であるムウ様を我が物にすることへの執着とすり替わっていないか、ムウ様は代替品の疑似アイコンではないか?という疑問。
(シオンも聖域も手に入らなかったが、同じアリエスであり聖域システムの要である修復師ムウ様を手にいれることはできた。ムウ様を愛情で支配することにより自己肯定感を得られ傷ついたエゴを慰撫、自分を拒絶したシオンと聖域に一種意趣返しの趣も。)
これらは全て、サガ自身が完全に無自覚か、でなければ本人も絶対認められない感情だと思います。
しかも潜在的には、これらもサガのムウ様への執着の要素のひとつでないとは言いきれないでしょうし。
・・・というようなことを、ムウ様側が意識しちゃったら、結構面倒になりそうですね。サガがどんなにムウ様のことを愛しているといっても、ムウ様がその愛情を「純粋」であると確信することは不可能ですから。
でも、そもそも愛情なんて何によって成立しているか分析してもキリがないし、そんなに絶対純粋なものだけでできているわけではないですから、個人的にはそこはムウ様もそこまで乙女ではないんじゃないかと思ってます。(20歳なら「愛情」の8割が肉欲で出来ていても不思議ではないですしw)
しかしながら、「サガが私への愛情と勘違いしているものは、寧ろ彼にとっては呪縛であり真の愛情の成立を妨げているものだ。だからその勘違いを許したままにしていると、サガは本当の意味では幸せになることはできない」とムウ様が考えてしまうと、面倒でしょうね。
ムウ様自身がどうかということもともかくとして、「相手(サガ)にとってこの状況はよくない」と思ってしまうと、ムウ様はきっと悩む人だと思うので。
と、段々ちょっと何言ってるか分からなくなってきました。
要は好き同士なんだから、もうただ抱きしめちゃえばいいんだよ!ってことなんですが、そういう風にできないどこか頑なな真面目さとか不器用さとがこの二人には屹度あるんだろうなあと思ってます。(特にサガ)だからいったんボタンをかけ違いだすと、お互い察し合ったり、思いやりあったりし過ぎて、ものすごくややこしいことになりそう。
しょせんは仮面をかぶり続けた二重人格者と10代を引きこもってきたこだわりの職人ムウ様ですものね、他者との具体的な関わり方が下手でも、恋愛みたいに生身をむきだすことに不器用でもしょうがないですよね。
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