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日々の萌語りとSS
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今年の初Ωが始まる前に、昨年のΩの感想を書いてちょっと記憶をリフレッシュ。パラ・インテについて白黒サガと比較しつつ。ネタばれあり。








***

前回は双子が喧嘩して、突然現れたガリアがパラドクスを切ったところで終了でした。
展開そのものにも色々ぽかーんなところはあったのですが(黄金が3人もいてパラに侵入を許すとか、双子の闘いをずらっと棒立ちで鑑賞とか)、そのへんは気にせずに双子的な感想をば。

個人的に一番気になったのはパラドクスの描かれ方でした。1期では魅力的だった二重人格設定がすっかりどこへやらで、インテグラと対比されるためだけの分かり易い悪の記号みたいに描かれていたのに違和感。

1期では、出せなかった紫龍へのラブレターを手に、夜の聖域で一人座って細い足をぶらぶらさせていた孤独な少女パラドクスなんて言う場面もあって、パラドクスの切なさや、歪んではいても彼女のなりの健気な思いなんかが伝わってきたのに。

それに、パラドクスがアテナの大きな愛にうたれる描写がありましたが、そもそもパラドクスからジェミニを剥奪してスニオン岬に閉じ込めたのはアテナなのでは・・・?

対して、インテグラは善の記号として、これもまたあまりに真っ白に描かれていました。途中で突然でてきたキャラなのでしっかり肉付け描写ができなかったのもあるのでしょうが、強引なまでにインテグラは善!インテグラは正しい!を打ち出してくるのがこれまた微妙。

とにかくインテグラのやり方はパラドクスを追いつめていましたよね。少なくともパラは黄金になれるくらいの努力はした訳ですが、それすらも間違った動機からの努力と全否定してあんな風に正義を真正面から突き付けていたら、意地っ張りでいろいろ拗れたパラドクスが改心するのはまず無理でしょう。

白サガと黒サガの素敵なところは(///)、白サガが決して真っ白なんかじゃないってところだと思ってます。パラとインテのように記号化した白黒善悪ではなくて、白サガは白サガで実は案外黒い。でもそれは白サガにも悪があるということではなくて、白サガの黒さは人間の弱さなんですよね。
白は、黒がいろいろやっていることを実は看過していたんだと思ってます。問題のスターヒルの時も白は直前まで表に出ていましたし。あの時、単に黒が白を押しのけて表に出てきただけでなく、耐えきれなくなった白も(逃げて)奥に引っ込んだんじゃないかと。

黒は、なんだかんだ言っても結構白やバケツの言うことはきいているので、白がどうしても阻止しようとすればできたのではないかと思うのです。

一方黒サガも、ここでしつこく何度も書いて来たように、決して悪だけの存在ではありません。むしろ、白サガの人間らしい弱さ・狡さをカバーしようと表面化した、サガが持つ正直で潔い部分のような気さえします。(愛のため目が曇っています)

更にここにからむカノンという双子の弟に至っては、お兄ちゃん大好きっ子。兄の中に悪が見えても寧ろ「一緒に悪いことしようぜ、兄ちゃん!」で、サガが白かろうと黒かろうとあくまで俺たちはいつも一緒だよねモード。ただただ善をふりかざして姉を追いつめていたインテグラとは全く違います。

パラドクスは強いし、設定は面白かった思うので、せっかくの双子なのにその辺りがちょっと残念に感じました。

でも、一期のままのパラドクスだと、結局、精一杯愛した人(紫龍)にもその子供にも自分の愛を否定されるんですよね。少なくとも本人は親からも愛されていなかったと感じていたようですし。愛されなくても、自分から愛することだけはできるって愛しても、結局、その自分の愛すらも否定されるというのは、本当に可哀そう・・・

ーーとここまで書いて。本当の愛を知らず、愛した人(ムウ様)から自分の愛すら否定されるサガ、っていうのもいいなって思いました。そして最後の最後の最後に、実は自分は愛されていたということを知る的な。その時は白サガでもいいし、黒サガでもよさそう。
自分ちの設定では作品に仕上げるのは難しそうですが。



それから、各チームとも回廊の違和感に気付きながら、気にせずただひたすら前に向かって全力疾走してましたね。特にレジェンド黄金組は、かって十二宮の双児宮で同じ目にあったんじゃないんですかって突っ込みたいところです。流石、脳筋な聖闘士のみなさん。

そしてそして!予告の貴鬼の髪色が!!
あれってなんなんですか??気になります、私、気になります!!














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