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日々の萌語りとSS
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サガという人は、とにかく真面目で規範意識が強い。だからこそ、教皇に選ばれなかったことにあれほどまでに傷ついてしまう。

現実運用上では教皇に選ばれなくたって無問題。むしろ、アイオロスをアドバイスと言う名で影から操る宰相や黒幕みたいな立場にだってなれる。影の実力者の方が、実際はむしろ権勢をふるいやすいかも。

けれどサガにとっては、正々堂々と選ばれた「教皇」として君臨するのではないと意味がない。
無印を読む限りではサガは教皇位そのものに執着しています。アイオロスを傀儡にしちゃえばいいと思いつけないほどに。

だから、そんなサガがムウ様を好きになって、それを自分に認めるのは大変だっただろうなと思います。

サガは自分の出自に強い誇りと自覚があったことでしょう。ヨーロッパ文化の揺籃であり歴史ある聖域の系譜を受け継ぐギリシャ出身。まさに正当中の「正統」な聖闘士です。

それに対しムウ様は辺境のオリエント・ジャミールの出身。
8歳も年下のちびっこで、なにより自分を認めなかったシオンの愛弟子のアリエス。
しかも当のムウ様が、サガにとって文字通り聖域であり、よって立つ規範であるサンクチュアリに反旗を翻してジャミールに籠っているのですから、こんな相手に惚れてしまうなんて、サガとしてはありえないかったでしょうね。

でも、自分と違う人間に惹かれるっていうのは恋の基本ですからね。

遠くから来たムウ様、自分の言う事をきかない、聖域に逆らうムウ様は、サガにとって惹かれてやまない魅力の塊だったでしょうね。


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