ライジングコスモ

ご無沙汰しております。生きております。
新しい日常が思いのほか色々と面倒で、中々落ち着いて妄想作文を書くことが出来ない日々が続いておりました。
しかしその間も煩悩の小宇宙は燃え続けており、行き場を失った妄想パワーがやみくもに向かった先が…
9月にリリースされた「ライジングコスモ」！

自分はこの手のゲームは全くやったことがなく（刀剣乱舞のみｗ）、やれる自信も時間もなかったため、以前のゾディアックブレイブは泣く泣く見送りました。
しかし自粛生活の中、さながらデスクイーン島の火口のように煮えたぎっていた妄想マグマがついに決壊。
「とにかくやってみよう！！」

それからは、夜な夜な必死にスマホと向き合う日々でした。
とにかく知識が絶望的にないので（「バフとは？」「状態異常とは？」とぐぐりまくり）対人対戦は完全にスキップして、とにかく「メインストーリー」を進めたい一心で四苦八苦。
でもライコスは絵はとても綺麗で、オリジナルのセリフやサイドストーリーも世界観にあっていて、遊んでいてとても楽しかったです。

そんな中、ついに、ついに、全てが報われる日が…
（以下、ライコスの番外編18.3のネタバレがあります。サガムウ妄想）

ライコスの番外編18.3がアイオロス並みの即死スキルで攻撃してきました！

場面は過去。鼻っ柱の強い少年ムウ様がロスやサガ達黄金聖闘士に稽古をつけて欲しいと生意気な口をきいています。

さすがロスは弟にもあれだけ厳しかっただけのことはあって、少年ムウに対してもきっぱりとした態度で一切の手加減を加える様子がありません。
ところがサガは、「(まだ子どものムウ相手に)そんなに本気になるな」みたいな事言ったりするんですね。あきらかに（あ・き・ら・か・に！）ムウ様に対する優しい気持ちが漏れ出しているのが感じられます。

そしてムウ様の方も。
稽古が終わった後、「強い…これが黄金聖闘士の実力か…差がありすぎる。でもさっきは勝てたのに…、まさかサガ様は私を勇気づけるために…」

これ！これですよ！！！！！！
自信家で気が強い少年ムウが、素直に自分の未熟さを認め、そして黄金聖闘士サガの圧倒的な強さと優しさに思い至り。
しかも「サガ様」です。「様」呼びなんです！！どんだけサガに懐いているのかと！！！！

ロスとムウ様、サガとムウ様では明らかに空気感が違うんですよね。そして正直ロスの方はサガに若干引き気味というか、手心を加えることも含めムウ様に対するロスとサガの態度には如実に温度差が感じられました。


まだどんな未来が待っているのか知らないサガとムウがお互いへの好意を感じていて、その好意はやがて特別な気持ちに変わっていくのですが、まだ本人たちも気づいていない…。でも確かにそこにある、その芽吹き始めた感情の名前をふたりはまだ知らない……そんなサガムウ前夜……尊い…（滂沱の涙）


メタ的には、ライコスでこの役にムウ様がキャスティングされたのが本当に不思議だし、素晴らしいです。教皇派の誰か、たとえばアフロディーテやシュラならすっきり後日につながる伏線エピだったでしょう。そこを敢えて（あ・え・て！）、教皇に真正面から反旗を翻していたムウ様にこんな「サガ様」との優しいエピソードを持ってくるなんて…。（滂沱の涙）

昔は仲良かったんですよとわざわざ言ってるようなものですよね？ロスとのさらっとした聖闘士先輩後輩関係とは違って、「サガ様」と呼ぶほど慕い、尊敬していたことを敢えて強調しているんですよね？

車田先生監修のライジングコスモ、本当に本当にありがとうございました！（五体投地）