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日々の萌語りとSS
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脳内では、黒サガってムウ様のことが好きすぎるんだけど、自分のやらかしたことから(シオン殺害など)、絶対ムウ様に愛されるはずないって思ってるんですよね。黒サガ内の白サガに至っては、自分にはムウ様を愛する資格などない、ましてムウ様に愛され幸せになどなれる身ではない、って。

だけど、黒白サガは誇り高いので、自分のムウ様への思いは否定しないんです。むしろムウ様への思いゆえに自分の足元が危うくなることすら構わないほど。

聖域の招集に応じないアリエスのムウ様は、聖域の政治的にはどれほど迷惑で看過できない存在だったことか。でも、偽教皇サガはムウ様の勝手を黙認しているのです。アテナを頂点とし、地上の代行者たる教皇として、厳格な序列のもとに実力者たる聖闘士を管理・統制している聖域において、そのような例外を認めることが、どれほどのトラブルの要因となるか。うお座やかに座は進言に及んでたと思います。
でもサガは、「捨てて置け、何もできはしない」な~んて言って胡麻化してたわけですが、
それもこれも、全部、ムウ様が好きすぎたから。

何もかも自分の計画通りに進めてきた地上代行者・偽教皇のサガ。そしてその役割を十分以上に果たし、聖闘士達から認められていた偽教皇サガ。そんな実力者のサガなのに、ムウ様の事を好きな気持ちだけはどうにもならない。そして、ムウ様もサガの思う通りになど、なってくれない。

でも、ムウ様側もサガが大好きなんですよ。そのことは「誰よりも苦しんでいたのはサガだったのかもしれない…」なんていう、ハア?な発言にも漏れ出ています。ムウ様はサガの事を憎んでいるだけではない。それは原作描写からも明らかだと思います。

ですが、いわば両想いのくせに、なんでこんなに
面倒になるんでしょうね、特にサガ。
それ程までに罪の意識は強いんでしょうね。
サガにとっては、ムウ様に受け入れられることは許しであると同時に糾弾でもある。ののしられた方がある意味、楽。でもムウ様が好きすぎるので、その唇から漏れる言葉を求めずにはいられない。自分の治世を揺るがす不穏分子なのに、ジャミールで好きにふるまわせている。

本来のサガは自制心の強い優等生だと思います。黒サガになっても、理性的な部分はしっかり感じられる。でも、それでも。

波にさらわれるように、head over heels で真っ逆さまに落ちるのが恋なんですよね。


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