またしてもふたご座流星群の季節ですね。
カノンは噛んで、「こんなの言えるかよ!」と怒りそうですが、サガは光速で上手に言ってのけそう。
*拍手ありがとうございました。いつもおそるおそるの更新ですので、更新後の拍手はひときわありがたいです。どうもありがとうございました。
白の存在が内にあったにせよ、サガは自ら胸を撃ち抜く形で自分の所業の結果にけじめをつけようとしました。それに対して、カノンはアテナをかばった後も生き残り、這いつくばって許しを請うてでも償おうとしましたよね。
このあたりの2人の性格の違いが大変興味深いです。
*相変わらず需要なさそうな単なる薄暗いやおいSSですが、読んでみるという方はこちらへ→ パイプドリーム (カノンムウその3)
スクエアは、アルデバラン・デスマスク・アイオリア・童虎(ヤング形態)・アイオロス・シュラ
サガとおそろいのオーバルになってるコマ多数。(カノン、本当にお兄ちゃんが大好きなんだね)
(しかし、「日々の萌語り」という分類にすらあてはまらない、ほんとにどうでもいい話ばかり)
初読時からずっと不思議に思っていたのですが、マーマはなぜ沈む船に残っていたのでしょう?
一般的に言って救命ボート乗船は女子供が優先されるでしょうし、ましてや毛皮のコートで見るからにお金持ちそうな子連れの美女など、最優先で乗せてもらえそうです。
しかも「ダメだ!もう間にあわない!!」と言われているということは、救命ボートの「定員オーバー」とかではなく、時間切れになるまでボートに乗らなかったということですよね。
幼い子供の母親であれば、子供を助けるためには自分も一緒に逃げないとダメだと発想するのが普通だと思います。でもマーマは、涙を流しながらも微笑んで、マーマを求めて泣き叫ぶ氷河に「さよなら」の言葉だけを残して、落ち着いた態度で自ら船室の中へ消えていきます。
そして船のデッキは、別に取り残された人であふれているように見えない…
そんな訳で、マーマは自ら望んで船に一人残ったように見えます。幼い子供連れで旅をしている母親の行動と言うよりは、むしろ別の立場の人の様な。
そう、沈み行く船と運命をともにするといえば、船長。
マーマの態度はまるであの船の船長みたいですよね。
しかも「逃げ遅れたのはこの子の母親だけか?」「そうらしい」の台詞からは、他の船員やスタッフも助かっているように読めます。となるとやはり、ひとりだけ船に残ったマーマはあの船の船長?
でなければ、「日本の父親に会いに行く途中」に、一人だけ逃げ遅れたというとても不自然な状況から見るに、覚悟の上の死の可能性もありますね。グラード財団から何か言い含められていたとか…。
「マーマは実は船長だった説」と「マーマの死は仕組まれた自殺説」。
マーマの死の真相はまだまだ深いシベリアの海の底で、妄想が膨らみます。
*拍手・ご訪問ありがとうございます。返事不要のコメントもありがたく拝読しております。
PCの前にゆっくり座る時間が取れず、心の燃料補給(別名萌活動)すらままならず。 ><
しかしどんなに忙しくても、師たちが走っている脳内イメージを浮かべさえすれば、ちょっとだけ幸せに。
師・シオンがノリノリで十二宮の階段を光速で駆け上がっていく時は、皆は巻き込まれるのを恐れて自宮に隠れている様とか。
我が師が永久氷壁もものとはせず、何もかも打ち抜きがらどこまでもまっすぐに走っていく様とか。
ステルス・童虎が冥界で無双しながら爆走していく様とか。
他にも白銀の師たちも色々。
とりあえず、師たちが走っているので、私も頑張って走ってきます。
*応援拍手ありがとうございます。生存してます。
遂に我慢しきれなくなった私がどなると、アイオリアとミロははっとしたようにこちらを見た。
「そもそもミロたちが喧嘩するからこんなところに落ちちゃったんだろ?
どうするんだよ、こんな誰も来ないようなところ・・・」
二人は気まずそうに一瞬目をあわせたが、また互いにふん!とそっぽを向く。
ほんとにくだらない。
そもそも何で喧嘩になったか分からないくらいのどうでもいい理由で、
2人は取っ組み合いの喧嘩を始めた。
たまたま傍にいた私も成り行き上二人を止めようと、周りをうろうろしている内に、
彼らと一緒にこの太古の水牢だったような洞窟へ滑り落ちてしまったのだ。
私はもう20回以上にはなる溜息をついて洞窟の天井を見上げた。
5-6mはありそうな洞窟の天井には、私たちが滑り落ちてきた小さな穴が見えている。
しかし地上では私たち3人の足をとらえた広い開口部も、途中からは一人ずつがやっとの狭さになり、
まだ体の小さい私たちですら重なり合うように落ちてきたのだ。
ましてや、この高さではどう考えても天井の穴にとどくとは思えない。
かといってより不快で不安なのは足元のほうだ。と言うのはこの洞窟には海水が満ちている。今はまだ踝くらいだが、鉄の格子から見える黒い空からはポツポツと大粒の雨が落ちてき始めた。
私たちは誰も泣かなかった。
まだ幼くても黄金の聖衣を継ぐ者としての幼いなりの矜持があったからだ。
もちろん、仲間の前で自分が独りだけ一番先に泣き出してしまう訳にはいかないという意地もあっただろう。
でも本当は、一番底の部分では―。
一度泣いてしまうと、自分は崩れてもう立ち直れなくなるだろうと無意識に分かったいたのだ。
この張り詰めた糸が切れてしまったら、自分達はどうなってしまうのか恐ろしくて、泣くこともできなかった。
雨足はますます強くなり、叩きつけるように降ってくる。
鉄格子の向こうに見える海の色もいっそう黒くなり、禍禍しいものが襲ってきそうだ。
不安を紛らわすために、アイオリアとミロはまた喧嘩を始めた。狭い洞窟内に二人の大声が響く。
私はイライラしてつい叫んだ。
「二人とも、いい加減にしろ!そんなこといってる場合じゃないだろ。このままでられなかったらどうするんだよ!雨もすごいし、海だってこんなじゃないか。この洞窟が水でいっぱいになったらどうするんだ!」
自分で言ってハッとした。一番起こって欲しくないことを口にしてしまった。
意識に登らせて、その可能性を認めてしまった・・・
二人の顔に恐怖が浮かぶ。私も自分の言葉に自分がショックを受けて、立ちすくむ。
そういえば、さっきは踝くらいだった水がいつのまにか膝の下まで来ている。本当にこのまま水が満ちたら・・・!
私はパニックになって辺りを見回す。私たちが滑り落ちてきた穴が天井にある。しかし、地上では大きく口を開けていたそれは子供独りがようやく抜けられる程度の大きさしかない。あの穴をうまく利用すれば溺れ死ぬことだけは避けられるかもしれないが、だが、どうやって?
今度こそ眼が熱くなってきた。私は今にも泣きそうな顔をしていたと思う。他の二人と同じように。
その時アイオリアが突然叫びだした。「にいさーん、アイオロスにいさーん!」
私たちも一緒になって叫ぶ「サガー!」「アイオロスー!」
きっと、こんなところからは誰にも私たちの声は届かない。でも、叫ばずにはいられなかった。
「アイオロス―!!」「サガァ―!!」
そのとき。頭上から「下がっていろ!」という声がしたかと思うと、洞窟内は黄金の閃光につつまれた。
洞窟内に降り注いだ土埃と細かな瓦礫に一瞬目の前が全く見えなくなる。
しかしもうもうと土埃が立ち込めた視界にかすかに見える影は、落ち着いて暖かな声が、が戻る前に私たちは目の前に降り立った影に飛びついた。
「「「アイオロスー」」」
「「「わああああーん!!!」」」
「「「ごめんなさいー」」」
安堵のあまり私たちは一斉に泣き出した。
先ほどの暗く汚れた空が嘘のように晴れ上がった雨上がりの空には、大きな虹がかかっていた。
アイオロスは私たちを3人まとめて抱き上げる。
「ほら、虹だ」
「わぁー」
「虹って、レインボウっていうだろ。ボウは弓っていう意味なんだ」
「へえー、レイン ボウってそういう意味なんだ」
雨上がりの空にかかったレインボウ。嵐のあとの澄んだ天球を渡る大きな大きな弓矢。アイオロスのように、まっすぐに飛んできてくれて、私たちを助けてくれた。
私は違う風にかんがえていた。ボウはちょう結び。レインボウは空にかかった大きなリボン。
私たち全員を腕に抱いて、まとめてぎゅっとしてくれる。私たちはそもそもの喧嘩などどこ吹く風で笑いあう。
レインボウは空の大きな弓。そしてやっぱり大きなリボンだ。私たち全部を結んでくれる。
レインボウは空にかかった雨の弓だが、ボウにはリボンという意味もある。
空にかかった大きな蝶結び。
あなたの弓が、私とあなたを結ぶ。
風の神の名を持つあなたは何者にもしばられない。
自由に空をかけめぐるのだ。
なにものにも縛られない自由なこころ。
建築雑誌に載っている様なモダンな豪邸で(パーソナルジムつき)、ミントティーとパイナップルクッキーで色々雑談しました。
彼女自身も、中華系の人への弾圧が厳しくなりそうな気配があったため、小学生の頃から身の安全を期して親元離れて海外の寄宿学校にいたそうです。
「こんな素晴らしい文化を持つ日本人は野蛮人とは思えない」と。
日本のまんがやアニメを大好きだった人は、大人になっても日本に対して好意的な気持ちか、少なくとも一定の評価を持ち続けると思うのですよね。
セイヤによる草の根安全保障外交が成立したのを感じた瞬間でした。
*拍手どうもありがとうございました。最近沢山のご訪問(当サイト比)を頂き、大変うれしいです。
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