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日々の萌語りとSS
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双子の末期言葉考察を長々と書いていたら、どうしてもやはりこのことを叫ばずにはいられなくなりました。12宮編のラストはサガムウ大河のクライマックスだと…!(以下折り畳みに、何度でも同じこと言うよの妄想サガムウ語り)




***

さて、サガムウの最大の見せ場のひとつである愛の告白の名シーンですが、前エントリーで長々と書いたサガの自死場面、そこに突然ムウ様が現れます。

勝鬨を上げ喜びに沸き返る星矢と聖域関係者たち。その中を抜け出した沙織お嬢様の後を追おうとした辰巳を、「いかせてさしあげて下さい」と引き止めたムウ様。
しかし人払いをしておきながら、ムウ様自身はただ一人そこにいない人のことを思って(「生きているはず!」)、アテナの後を追うようにその誰かを探して聖域の階段を駆け上ったのですよね!!

でもそんなムウ様が目にしたのは、自分の胸をついて既に自死を遂げたサガの姿でした。
静かに目を閉じて淡々とサガ二重人格説を語るムウ様。冷静を装っても「悪の心が支配すれば巨大な邪悪となり、善の心が支配すれば神のような男になる…」と自然に心の奥の崇敬が漏れ出してしまうムウ様。
そして極めつけが、星空を見上げて遠い目で、
「結局今度の闘いで誰よりも苦しんでいたのはサガだったのかもしれない」

!!!!!!!!!!!!!!!
これほどの(秘めたる)愛の告白があるでしょうか?
はっきり言って12宮編はサガの自業自得なのに、巻き込まれてひどい目にあった人が沢山いるのに、 自分だって師を失い反逆者扱いされてたのに、
「誰よりも苦しんでたのはサガ」って…!
ムウ様どれだけサガのことを大切に思っていたのかと-- 
。・゚・(ノД`)・゚・。ウワアアアアン


だから、この時のムウ様の絶望ってものすごかったと思うんです。
自陣が勝ってアテナが真正のアテナとなり、聖域が本来の姿を取り戻して一丸となって士気もあがっている。
聖域が喜びに沸き立つそんな状況で、ムウ様はサガのために泣くこともできず、ただ降るような星空を見上げることしかできないんですよね。

いくら救いたくても、どれほど大切に思っていても、サガ自身が救われたい、許されたいと思っていないのだからどうすることもできないですよね。サガの選択を受け入れるしかない。
そしてそれは同時に、サガはムウ様のために生き延びるという選択もしてくれなかったという事実と向き合うことでもあり。

もちろんムウ様は、自分のためにサガが生きる道を選んでくれるなんて露ほども思ってなかったと思います。でもそれでも、心のどこかに淡い期待があったかもしれない。
アテナに許されてサガがジェミニの黄金聖闘士に戻り、共に生きるという叶うはずもない夢物語。


ハーデス12宮編でも、ふたりの深い深ーい愛の場面がありましたが、結局サガはいつもムウ様を置いて行ってしまいます。
あんなにムウ様のことを大切に思ってるのに、そんな風にしか生きられないサガ……(;ω;)



***

ということで、サガはとことん不幸体質だなあと思いますし、ムウ様はそんなサガに関わっている限り前途多難なことでしょう。
双子のどちらがムウ様のお相手に良いかこの10年悩み続けましたが、徐々にひとつの結論に収束してきました。
ムウ様は、幸せになりたいならカノン一択!原作の軸上だとサガムウは面倒過ぎる!


でもそうは言ってもやっぱりどちらも魅力的なんですよね~。ムウ様の幸せって、私が決めることじゃないし。
そんな感じで、まだまだ双子ムウについて色々考察/書いていくんだろうなと思います。


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中羊受および双子・獅子・シベリア師弟などについての妄想が渦巻くコキュートスです。
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