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日々の萌語りとSS
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チャンピオンRED買ってきました。カラーイラスト集、表紙再掲ものも改めて一枚絵のタブローとして見ると新鮮で素敵ですね。(^^)さらに一点一点について作者様によるコメントがあってすごく面白かったです。これはコレクターアイテムかと。

そしてなんといってもセインティア。ちまき先生の美麗絵でサガとアイオリアが手を握りあったり(違)してドキドキするのですが、なんといっても最終ページです!ムウ様が美しすぎて、あのページだけで残りの夏をぴょんぴょんしながら生きていけると思いました。アリエスの角にかかった流れる髪が、憂いを帯びたその表情が、かたわらの貴鬼が、もう最高~~~!///

そんなこんなでムウ様を争うサガとリアですが。(え、そういう話でしたよね?あれ違いましたっけ?)
(以下妄想考察・一部過去考察をリライト)

*いつも拍手どうもありがとうございます。サガムウボタンの応援嬉しいですvvv





***


ムウ様のお相手としてサガとアイオリアは殆ど対比されることが無いと思うのですが、13年前を考える上では、結構自分の中では好対照です。

13年前について、サガはきっと全てを把握することにより事態がコントロールできる、上手くいかないのは、自分の情報量や理解が足りないからとかやり方がまずいからと考えるような、実力あるエリートに典型的な完全主義者の思考回路だったんじゃないかと思ってます。

一方アイオリアは、兄の汚名にも関わらず聖域に聖闘士として留まり続けました。そして原作中には兄の死の真相を知ろうと画策した描写がありません。
これはアイオリアの、過ぎたことは過ぎたこととして潔く言い訳なしに引き受けた上で、振り返るのではなく「これから」を見るのだという意志の表れなんじゃないかと思うのです。そしてそれはサガには無いタイプの強さなのではないかと。

頭が回る人にとっては、「知らないでいること」に耐えてシンプルに現在の自分だけで勝負するのって物凄く大変だと思います。「知ること」の重さ、辛さもあるけれど、「知らないでいること」の重さや覚悟と言うのは、ある種の人にとってはほとんど考え難いあり方ですよね。
ムウ様とサガは多分その辺り似ていて、「知ること」によって備えようと言う思考回路だと思います。(ある種優等生的といいますか。)だからきっと「知らないでいる」こと、能動的に事態をコントロールできないことには耐えられないのではないでしょうか。

でもアイオリアにはきっと、敢えて知らないままでいる覚悟を決めて、前を見て突き進んで行く強さがあるように思います。それはある種受け身の中での強さとも言えるのですが、どんなことが起ころうと自分は自分であり、何がふりかかってこようと負けないという強い意志の現れでもあって。

アイオリアはきっと兄の件で聖域でいじめられっ子だったり、鬱屈を抱えてたりしたと思うのですが、20歳のアイオリアにはそういう暗い影がほとんど感じられません。だからきっと、どこかで乗り越えて大きく変わったんだろうな、と思います。

だから、20歳のアイオリアを掘り返すときっと色々過去の苦しさが出てきそうで、その辺り男の色気だったりするのでしょうが、でもその上で「ええい面倒!」でぶっ飛ばすのがすごくカッコいいなあと思ってます/// 

サガムウは、いわば似た者同士がわかりあえる繋がり方で、互いに追い詰めあっていく中での、運命の相手的な悲劇的幸せだと思うのですが、リアムウはアイオリアのある種大らかな受け身とも言える(実は逡巡の果ての)思いきりのいい割り切りによってひきだされていく、保留なしの幸せエンドだなあ、としみじみ思います。

色々ジャミールでぐるぐると思っていそうなムウ様にとって、脳筋といわれるアイオリアのあり方は、逆説的に救いであり、いつもそこに戻って自分自身を確認できるマイルストーンなのではないでしょうか。





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