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日々の萌語りとSS
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十二宮編のラスト(教皇宮)は黒サガご機嫌大活躍で、ほんとに何度読んでも楽しくてしょうがないのですが、本日は「やはり(黒)サガムウ(サガ←ムウ)だと言い張る!」と主張してみます~


そもそもですね、ムウ様はサガの正体に気づいていたOR限りなく黒いと思っていたのにもかかわらず、シャカが「ムウ、君は知っているのか?」と言ってくるまで、その件については口を閉ざしています。
つまり、シャカに気づかれてしまったので、やむをえずならばシャカよ、今こそ言おう」と口をわっているんですね。

更に、ムウ様の発言を見ていくと、「今こそ言おう」と大きく出た割には、実は「ジェミニが教皇に入れ替わっている」「教皇は事実上地上の支配者なので、心技体ともに優れていなければならない」という事実についてしか言及していません。(サガに対する感情的な糾弾はない)「

更にはなんと
「サガこそ次の(そんな素晴らしい)教皇になるだろうと」
「サガは力は勿論のこと神の化身ではないかといわれるほど心の清らかな男」
「サガはどんな者にもわけへだてなくやさしい男」
「まるで神のように多くの人々から慕われていた」
と、とにかくサガを褒めまくっています!
ここまで手放しで褒める必要もないし、本当に憎んでいたらこんな賞賛の言葉は出ないですよね?


でも、せっかくムウ様が事態の収拾を図っているのに、そこでご機嫌な黒サガが「殺したのよ、このサガが!」ドン!と横から口出ししてばらしちゃいます。w

それに対してムウ様は「うっ」と驚いているだけ。「ついに口を割ったな!邪悪の化身め」くらい言っても良さそうなものなのに。
サガの発言の内容よりも、サガがいきなり割りこんできたことを驚いているように見えます。

表情にしても、アイオリアはかなり怒ってますが、ムウ様はどちらかというとあせっているような、頭の中でいろいろ次の策を考えているような参謀チックな顔です。(ハーデス編で冥闘士たちと対峙した時と全然違う敵意のない表情)

となると、「隠し通したその正体を満天下にさらけだしたな、サガよ。勝ち誇るつもりか、だがそうはいかんぞ…」の台詞も、
(せっかく隠し通してきたのに、何で余計なことして正体さらけ出すんですか!ばれるにしても、私がせっかくなんとか良いほうに誘導しようと思ったのに、今のタイミングで勝ち誇るなんて、そんなわけにはいかないに決まってるじゃありませんか!も~!!)
と言う気持ちを、周囲に真意が(テレパシーで)ばれないように、オブラートに包んでいる風にも読めてきます。

そして何より決定的なのは、怒った皆がサガをやっつけに行こう!と盛り上がっているのに、
「待ちなさい、アイオリア!」
「動けるのなら私や老師が初めからそうしている」
「天がアテナにあたえた試練なのだ」と、
などなどと、無理矢理極まりない屁理屈で皆を必死でとめています。
これって、どう考えてもわけあり、あるいはですよね?


つまり、一読した時の印象ではムウ様は他の黄金同様反サガですが、実は丁寧に読み解いていくと、実際にはサガに敵対的なことは、大してして(言って)いないんですよね。


更にとどめはラストシーン。
「誰よりも苦しんでいたのはサガだったのかもしれない」

過去の経緯を考えると、この発言は あまりに不自然です。
…やっぱりどう考えてもムウ様、サガが好きなんじゃないんでしょうか。


しかし一方黒サガの方は、ウワーハハハといい気になって自分でばらしちゃったりしましたが、
たとえ星矢をやっつけてもその後どうなるか何も考えなかったのでしょうかね。
他の黄金が怒って討伐に来ると思わなかったんですかね。下手したらA!ですよね。


そんな(黒)サガのフォローにまわる腹黒しっかりもののムウ様。健気です。



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