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日々の萌語りとSS
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原稿書きながらつらつら考えていたのですが、とにかく13年前とその後のムウ様については色々なパターンが妄想できますよね。

原作の描写を見るに、ムウ様は偽教皇に対して強い疑念は持っているものの、本当の核心(シオン殺害・入れ替わり・アテナ不在)ついては、完全に知っているわけではないようです。
でも老師と連絡をとっているわけですから、じゃあ老師はムウ様にいつ、どの程度まで真実を明かしていたのか。(老師は13年前とその後のことをほぼ正確につかんでいたと思ってます)

そして、十二宮編でのムウ様のはっきりしない態度、ハーデス編白羊宮前での慟哭小宇宙通信、処女宮での言動などなど・・・

このあたり、一連のムウ様のミステリアスな態度が、本当に悩ましいです。
これを説明するにはやっぱり、そこにサガに対する「特別な感情」があったからと考えざるをえないかと。

そもそもムウ様がジャミールに拠点を移したのはいつ?そしてサガが黒幕だと言う事をどの程度まで分っていたのでしょうか?

時期については、まずは3パターン位考えられるかと思うのですが、
1)事件直後、2)事件後しばらくたってから 3)10代半ば以後とかそれなりに成長してから
3)だった場合は、かなりはっきりした聖域(教皇)への不恭順の意思表明の行動でしょうし、1)なら、仔ムウ様自身の判断と言うよりもシオンの指示=「私に何かあった時はジャミールへ行け」的な=があったのじゃないかと思います。

しかしここで更に、妄想にとって重要なのは、ではムウ様はサガが黒幕だと言う事をどの程度までわかっていたのか、ということ。
偽教皇がシオンでないということはすぐに分ったでしょうが、では中味がサガだということをどの段階から知っていたのか。
更に、サガがシオン殺害の犯人だということも知っていたのか?
タイムラグがあって事件の真相を知ることになったのなら、どうやって(どういう状況で)知ったのか?

なんだかこのあたりの順列組み合わせで、いろんなバージョンが作れそうで、妄想がフル回転して楽しいなー!

(サガが真犯人と知った少年ムウ様が「がーーーーーん!!!」となったりするのもいいな。ムウ様の自我とかムウ様を支えてきた聖域時代の想い出が木っ端みじんになってしまって。)

(あるいは、少年ムウ様が偽教皇白サガに「シオン様亡きあと、シオン様の仮面をかぶって私や聖域を影になって支えてくれたのはあなたです、サガ」と感謝と好意を伝えたら、「私にはそんな資格はない」と白が泣いちゃって真相がばれて、白に代わってでてきた黒が「自分の師を殺した犯人に惚れるとは、お前も最悪だな」とムウ様を苛めるとかいうメロドラマとか。)

しかしいずれにせよ、やっぱりムウ様はサガになにか「特別な感情」をもっていると思います。
その「特別な感情」が恋心だったりすると、妄想が大変はかどります。
(憎んでるんだけど、聖域の大犯罪者だから許せないんだけど、でもサガの深い絶望も分ってしまう、どうしてもサガにひかれてしまう…) 
どのあたりに足場を置くかで、ラブラブだったり、愛憎に引き裂かれたり、バリエーションがつきませんvvv

あるいは恋愛感情じゃなかったとしても。好意ですらなかったとしても。
とにかくムウ様はサガの事が理解できるんだと思います。本質的な傾向が重なると言いますか、いわゆるkindred spirits。
サガのあり方や彼のやり方を決して認めないけれど、よく分る。共感しないけれど、サガという人間を、彼の悲しさも含めよく理解できる、みたいな。
(忌み嫌うサガのことが分ってしまうこと自体が不愉快でむかついてるムウ様というのもいいかも~。)


そんなわけでムウ様のお相手が誰であったとしても、やっぱりムウ様にとってサガという人は、ムウ様自身の存在から切り離せない「運命の人」なんだなあ、としみじみ思いました。(いつも通りの結論)






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