シュラ→ムウ５

今回のシュラは普通の硬派の男子みたいですね、というコメントをいただいたのですが、その通りです。ｗ


世の素敵サイト様にはいろんなかっこいいシュラがいて、もうただただ滝涎なんですが、今回の拙宅のシュラはまじめな体育会系硬派男子。サークルに気になる子がいても、彼氏がいる噂を聞いたので遠くから見ているようなストイックなタイプの。（笑）
しかし恋愛脳ではないので、だからと言ってそれだけでぐだぐだになったりはしません。


というか、実は森の中で（神殿廃墟）ムウ様を泣かせたいな～と、ただそれだけだったりしました。


＊サイトに今までの分まとめてアップしました。
ほんのちょっとだけのシュラ→ムウ続きはこちら↓(まとめてアップの方にもあります）
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もしムウが、俺があの場にいたことを知ったら、決して俺を許さないだろう。またムウを傷つける行為のリストが長くなってしまった。

 

 

――しかし、あの噂が本当だったとは。

他の誰でもないムウが、あれだけのことがあって尚、サガを許し受け入れることができたのか。

それとも、サガになにか精神でも操られているのか――

 

 

…そんなことはない。ムウ程の実力者にそれほどの精神支配を及ぼせるわけがない。

それにあの哀しみは、痛みは、ムウ自身の心からのものであった…
 

 

俺はじっと自分の組んだ両の手を見る。俺は希望と絶望を同時に手にしていた。

 

 

ムウが、あのサガを許すことができるのであれば、俺を許すこともできるかもしれない。
しかし、あれだけの過去があったその上でムウがサガを好いていたのだとすれば、その想いは相当覚悟の決まったものであろう。

 

きっとムウは自分の言葉通り、サガを待ち続け、そしていずれは戻らない彼を探しにいくであろう。
世界の果てまで。

 

（続く）