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日々の萌語りとSS
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limbourg_heures14b.jpgベリー公のいとも豪華なる時祷書(占星学的人体・黄道十二宮人間) 
(Les Belles Heures du Duc de Berry)  ランブール兄弟
 
星座の十二宮は単に占いの道具だけではなく、かっては医学(占星医学)の分野にも使われていました。
人間の身体を大宇宙(マクロコスモス)に対応する小宇宙(コスモと読みたいところですが、ここではミクロコスモス)と考え、人間の身体を十二の部位に分けてそれぞれを黄道十二宮に対応させ、全身で天球を一周する太陽の通り道(ゾディアック)としていたのです。


 
まず頭の天辺は白羊宮の羊!(頭、顔、目)。
以下、
金牛宮(あご、喉、首)、  双児宮(肩、腕、肺などの循環器系、神経系)、
巨蟹宮(胸、胃、すい臓)、  獅子宮(心臓、背中)、  処女宮(大腸、十二指腸)、
天秤宮(おしり、腎臓、副腎)、  天蠍宮(直腸、結腸、生殖器、泌尿器)、
人馬宮(腰、肝臓、もも)、  磨かつ宮(膝、骨、皮膚)、
宝瓶宮(ふくらはぎ、足首)、  双魚宮(足、リンパ腺)
 
いかがでしょうか。
個人的には羊が司令塔だったり、蠍が下半身だったり、水瓶が妙にマニアックだったり、処女宮がなんだかよくわからなかったり、双子が神経を操ったりしてるところが興味深かったです。


 
ベリー公のいとも豪華なる時祷書は15世紀に全盛期を迎えたInternational Gothic style(国際ゴシック様式)で描かれた世界で一番美しいといわれる彩色写本(illuminated manuscript)です。特に背景の青は宝石のように輝く美しさ。

フランスのシャンティイ(Chantilly・パリから半時間くらい。シャンティイ競馬で有名)のシャンティイ城にあるコンデ美術館所蔵です。

シャンティイ城は庭園がとても素晴らしいです。(ベルサイユ宮殿の庭園を設計したル・ノートル)

ちなみにホイップクリームのことをクレーム・シャンティイといいます。
 


*昨日は、おそるおそるアップした大人バージョンSSに拍手をありがとうございました。
 
最初はいつもの通り薄暗いSSを書いていました。
怪物がいない湖がつまらないように、潜むものの無い人の心は魅力ないよねというアウトラインで。
(湖=心に黒や白がいてこそのサガだよね。それなのに彼らを怪物扱いして駆逐するのはどうよ、みたいな)
でも途中で、「一ヶ月にもなるのに801を避けていて同人サイトを名乗れるのか!」と変なスイッチが入り、結果、文字通りのやおいSSとなりました。

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