日々の萌語りとSS
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隠れた関係と言うのは、どこでどう公表するかというのが難しいと思います。
上手く隠せていたばかりに、かえってカミングアウトのタイミングを失ってますます言い出しにくくなったり。
隠れた関係と言うのは、どこでどう公表するかというのが難しいと思います。
上手く隠せていたばかりに、かえってカミングアウトのタイミングを失ってますます言い出しにくくなったり。
「上手く隠せていた」ということそのものが、周りの人たちを完全に欺いていたという点で、より一層の罪の重さにつながったり。
だから、ムウ様本人は、案外復活後も隠れた関係でも納得していて、もしかするとむしろそれの方がいいくらいに思っているかもしれません。
公表して気まずくなったり、信じていてくれた人たちに裏切られたという思いをさせるくらいなら、今までと同じように秘密でもいい、って考えそうな気もします。もともと秘密を自分の内側に閉じ込めておける人ですし。(原作十二宮でも、偽教皇疑惑という重大案件を、誰にも言ってなかったみたいですものね)
だから、ムウ様本人は、案外復活後も隠れた関係でも納得していて、もしかするとむしろそれの方がいいくらいに思っているかもしれません。
公表して気まずくなったり、信じていてくれた人たちに裏切られたという思いをさせるくらいなら、今までと同じように秘密でもいい、って考えそうな気もします。もともと秘密を自分の内側に閉じ込めておける人ですし。(原作十二宮でも、偽教皇疑惑という重大案件を、誰にも言ってなかったみたいですものね)
なんとなく少しずつバレるというならいいけれど、なにも「実は聖戦前からずっと~」と大々的に公表しなくてもいいかなとか。
あるいは、むしろ秘密であることに、より一層価値を感じるかもしれません。今までは公表できなかったから選択の余地なく秘密だったけれど、今は公表することもできる、けれど敢えてそれをしないという自分たちの能動的な意思のもとでの共犯関係。
変に理解を示されたり、同情されたくない。だってこの関係は自分たちにとって痛みや長い葛藤の果てにようやく二人で選びとった唯一無二のものだから。他人に勝手に解釈されたり、世の中の価値で単純に測られたりしたくない。
そして、許されて祝福されて、と甘やかされたりもしたくない。自分は十分な罰を引き受ける覚悟をもって、サガを愛することを受け入れたのだから。
誰かの承認や許しなどの他人の価値観なんか必要としないという、ふたりだけで完全に完結した関係。というような、ある意味純粋で一図なムウ様。
サガムウの場合、「実は聖戦前から」という話になると、やはりその間周囲を騙していたということになるので、二人だけの問題ではなく周囲および周囲の価値観まで関わる話になってきます。
多分みんなは許してくれるのでしょうが、そんな風に「許して」貰うのは、いろんな意味でムウ様は厭なんじゃないかと。(他人の寛大さに甘えるのもいや、自分の個人的な恋愛を他人に許可してもらうというのもいや、みたいに)
それとも、ムウ様は「誰も知らない関係」というところそのものに喜びや価値を感じるようになっているかもしれませんね。初めてのその時から、誰にも知られない秘密の関係を長く続けていたムウ様にとって、もう恋人はイコール秘密である以外のあり方が考えられなくなるほど、秘密の恋人関係というものに染め上げられているかも。
あるいは、むしろ秘密であることに、より一層価値を感じるかもしれません。今までは公表できなかったから選択の余地なく秘密だったけれど、今は公表することもできる、けれど敢えてそれをしないという自分たちの能動的な意思のもとでの共犯関係。
変に理解を示されたり、同情されたくない。だってこの関係は自分たちにとって痛みや長い葛藤の果てにようやく二人で選びとった唯一無二のものだから。他人に勝手に解釈されたり、世の中の価値で単純に測られたりしたくない。
そして、許されて祝福されて、と甘やかされたりもしたくない。自分は十分な罰を引き受ける覚悟をもって、サガを愛することを受け入れたのだから。
誰かの承認や許しなどの他人の価値観なんか必要としないという、ふたりだけで完全に完結した関係。というような、ある意味純粋で一図なムウ様。
サガムウの場合、「実は聖戦前から」という話になると、やはりその間周囲を騙していたということになるので、二人だけの問題ではなく周囲および周囲の価値観まで関わる話になってきます。
多分みんなは許してくれるのでしょうが、そんな風に「許して」貰うのは、いろんな意味でムウ様は厭なんじゃないかと。(他人の寛大さに甘えるのもいや、自分の個人的な恋愛を他人に許可してもらうというのもいや、みたいに)
それとも、ムウ様は「誰も知らない関係」というところそのものに喜びや価値を感じるようになっているかもしれませんね。初めてのその時から、誰にも知られない秘密の関係を長く続けていたムウ様にとって、もう恋人はイコール秘密である以外のあり方が考えられなくなるほど、秘密の恋人関係というものに染め上げられているかも。
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――というようなことを考えていたのですが、なぜか今回はいつの間にかムウ様が色々アレな感じになってしまいました。☆♡(´>ω∂`)(土下座)
しかしながら、このカミングアウトに関する問題しかり、やっぱりサガムウは実はムウ様によって根本的な世界観が決定づけられるんだなあと改めて思いました。
物事を動かすのは主に左側のサガですが、それを右側のムウ様がどう受容するかということで物語ができていくのですね。
しかしながら、このカミングアウトに関する問題しかり、やっぱりサガムウは実はムウ様によって根本的な世界観が決定づけられるんだなあと改めて思いました。
物事を動かすのは主に左側のサガですが、それを右側のムウ様がどう受容するかということで物語ができていくのですね。
また色々なムウ様を書いていきたいです。
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中羊受および双子・獅子・シベリア師弟などについての妄想が渦巻くコキュートスです。
その他☆矢派生作品(Ω、LC等々)の感想も。
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