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日々の萌語りとSS
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MYセラーを持ってるくらいワイン好きなおうちへお呼ばれしたら、秘蔵のワインをご馳走して下さいました。

ラベルを見た時「ん?この不気味な絵柄はフランシス・ベーコン?そしてこの金に輝く牡羊マークは、ムートン/ロートシルト?しかもベーコンということは、かなり前のワイン!!?」と思ったのですが、結局それは1990年のワインでした。かなりの前のオールドヴィンテージ。

ムートン・ロートシルトは、初代バロンが牡羊座であったことと、シャトーを立てた場所がムトン(土塊)と方言で呼ばれていたのがムートン(羊)と感違いが広まったことから、羊をエンブレムに使用しているそうです。一説には、シャトーの建物を上空から見ると羊の横顔に見えるとか。

さて、実際のところ24年物のワインは、「ワイン」としておいしく飲むギリギリな感じでした。(以下、完全なる個人の適当な感想。味覚はあてにならないです。食のセンスに欠ける悪食者)
なんといいますか、ぽっかりと丸いけれど軽やか。以前、同じくらいの年のヴィンテージを飲んだ時も思ったのですが、熟成が進むと何かワインとは別の飲み物、明るくて広いブドウの飲み物になってしまうような気がします。それはそういう飲み物として繊細でおいしいのですが、「ワイン」として楽しみたいのなら、このあたりが限界かなと。実際、市場での価格もある年月を経た辺りから寧ろ下がってくるみたいですし。

一緒にシャトーマルゴーの2000年も出して下さったのですが、赤ワインとしてはこちらの方がずっとおいしかったです。いわゆる「馥郁と複雑で、繊細ながらも底力のある豊潤さはさすがフランスワインの女王云々~」みたいに。

子供が生まれた時「20歳になったら一緒に飲むんだ」とお酒を樽で購入する話がありますが、あれはワインじゃなくてウィスキーにしておいた方が無難ですね。ウィスキーなら20年なんて当然ですし。あるいは焼酎とか。

つまり教訓としては、ワインは20年も待たずに、おいしい時においしくいただきましょう、ということでしょうか。ということで、20年待たずにおいしく頂いたサガは正しかったということに納得しつつ、金の羊のラベルを頂いて帰りました。




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