忍者ブログ
日々の萌語りとSS
[898]  [895]  [894]  [893]  [891]  [261]  [889]  [888]  [887]  [886]  [885

黒サガがいい気になってウワーハハハしたりしてるところが大好きです。
(以下、黒サガ&サガ賛美。認知の歪みに寛大な方はどうぞご笑覧くださいませ)






***

黒サガ好きなんですよね。(今更ですが)
聖闘士全般にそうですが、とにかく攻撃を避ける気ゼロでばんばん真正面からうけまくって、
それでも、「うう…」とか言いながらも立ち上がってくるとことろか、
バケツの涙に動揺するところとか、
15歳の時点でシオンになりかわって聖域を統べられるほど優秀な筈なのに、おそろしく無計画で行き当たりばったりなところとか、
もう、全てが大好きです!(*≧∇≦*)

魅力的な敵役が物語の成否を分けるといいますが、その点ではサガは本当に魅力的だと思います。
どう魅力的かと言うと、なんといってもさっぱり意味がわからないところ!分からないから気になる。もっと知りたくなる。でもやっぱり意味が分からないんですよねえ。
そこが色々な解釈を可能にする尽きない妄想のもとになると思います。
白黒分裂の経緯も、「うぎゃああああ」も、なんだかよくわからないですが、
よくあるような「心の闇」とか、「神ならぬ身で神をめざす悲劇」みたいに説明してしまうと、それはサガを矮小化しすぎる感じがするのです。
それはまた同時に(黒)サガに関わったみんな(教皇派にしても他の聖闘士にしても)もまた矮小化してしまうようで、個人的にはもの足りません。

同様に、シオンやシャカ絡みなんかで天才と秀才みたいな類型化を散見しますが、個人的にはサガもやはり天才だと思うんですよね。おしり丸出し聖衣なんて秀才には絶対できない!と思います。
黒サガを見ていると、「ディオニュソス的なもの」と言う言葉が浮かびます。
「神」が死んだニヒリズムの(アテナ不在の)世界で、永劫回帰に耐えて(繰り返される聖戦)、人間生を肯定し「然り」とするには(「こうなった以上このまま教皇になりすまし」で楽しく「ウワーハハハハ」)、ディオニュソス的な熱狂・陶酔(黒サガの裸聖衣やバケツ滝涙など)が必要なのだと。
そんなわけで、改心灰色サガはディオニュソス的な黒サガと、知的で清明なる精神のアポロン的な白サガの両方の面を備えた大変おいしい人だと思うのです。
しかし一方、カノンにはなぜか「ディオニュソス的なもの」は感じません。(勿論アポロン的なものも・笑)
カノンは「今日はプールあったから風呂ははいらないで寝ちゃおうぜ」とか「魚取る時借りた鉾、返すの面倒だから借りパクしちゃおうぜ」等々、サガに身近な悪を囁いてくれてるだけで十分です。
カノンも大好き!(´▽`)


142b5ca3.jpeg

 
 「ディオニュソス秘儀」
Villa dei Misteri, Pompei 



☆「日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展」が六本木で開催中。この後、名古屋・兵庫・山口・福岡に巡回予定。
 

拍手[11回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
web拍手
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
バナー。リンクの際はお持ち帰りでお願い致します。
プロフィール
HN:
たると
HP:
性別:
女性
自己紹介:
中羊受および双子・獅子・シベリア師弟などについての妄想が渦巻くコキュートスです。
その他☆矢派生作品(Ω、LC等々)の感想も。
御用の方は拍手またはこちらまでどうぞ↓
gotoplanisphere☆yahoo.co.jp ☆→@

忍者ブログ [PR]