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日々の萌語りとSS
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先日、20年くらい前に描かれたBL漫画作品を読んで、ゲイであることに葛藤する主人公達の心情を丁寧に描いていく物語にしみじみしたのですが、ふと。
他の聖闘士はともかくとして、サガはきっとほもであることに葛藤しないだろうな~と思いました。


アテナという女神を奉じる少年達の集団である聖闘士、彼らは完全なる男性原理社会でストイックに純粋に生きています。そこでは、彼らにとって重要な女性というのは原理的にアテナだけであり、しかもそのアテナは処女神である少女。となれば、憧れや尊敬やその延長線上に育つであろう恋愛感情(しかも肉欲を伴う恋愛感情)は、同性である優れた戦士に向かうというのが自然というものではないでしょうか。

もちろん「優れた」という言葉には色々な価値観が含まれますが、アテナの聖闘士として誰にとっても素晴らしいと感じられるのは、まずは戦士としての強さでしょう。男性原理のマッチョな社会では、戦う上での強さは大きな魅力ですから。

ということで、聖域の生え抜きエリートで自身も聖域の価値観を内面化していて、周囲からも聖域を代表する存在と評価されていたサガにとって、誰かに惹かれるということは、つまり自分と同じ男(しかも強い男)として認める!っていうところから始まるのだと思います。まさに古典ギリシャ的な男色世界。だから、サガは自分がホモであることに対しての葛藤はなさそうだと思います。

そもそも、「男同士の熱い友情」とかブロマンスとか「男にしか分からない世界」って、疑似ホモワールドだと思いますし、そこで抱き合って涙する彼らは、誰よりも乙女だと思ってます。マッチョなホモこそが、リリカルな乙女であるその純粋な美しさ。

(まあ、サガはただでさえ悩むことが多そうなので、この上自分がホモであることにまで悩まれると話が始まらないので、虹創作的にもサガは天性のホモということで脳内設定しておきますw)


でも、自分が同性に惹かれてしまうことに対して戸惑ったりとか、そういう妄想もおいしいですよね。自分がそれを書くとしたらリアムウかな~。リアあたりは悩んでくれそうですし、リア相手ならムウ様も「これは友情?それとも…?」って揺れ動いてくれそうな気がします。

サガムウの場合は、ゲイであることは正しく古典ギリシャの末裔であり、アテナの聖闘士であることの証明でもあるので自分がほもなことに悩みのないサガに、幼いムウ様は最初から洗脳されていくんじゃないでしょうか。


「あの…サガ、これって普通のことなんですか?お、おとこ同士で――」
「ああ、もちろん。男同士だからこそ、こうなんだ」
みたいに、サガは堂々とムウ様に自分の性癖を価値観として刷り込んでたと思います。



*拍手どうもありがとうございました。支部投稿作品にも反応ありがとうございます。とても嬉しいです!(///▽///)
お返事はたたんでおきますねv








SMさま
お引っ越しおつかれさまです。まだこのブログは見られるでしょうか?このお返事がSMさんに届くとよいのですが。
ていねいな感想と沢山の拍手をどうもありがとうございました。自分がはっきりとは意識していない部分に、SMさんの感想を読んであらためて気づいたりしました。そうか、自分が書きたかったのはこういうことだったんだー、って。たくさん受け止めていただけて、とてもうれしいです。(///▽///)

サガもムウ様も照れ屋でちょっと意地っ張りなんですが、そんなツンデレ気味なふたりも、やっぱり相手を好きな気持ちがどうしても漏れ出しちゃう、っていうのがいいなあって思ってます(^ω^)またよかったら、お気軽に感想お聞かせ下さいませ。それではv






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