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日々の萌語りとSS
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スターヒルでの15歳サガと老教皇シオン対決についての妄想考察。


「あれは星の運命(さだめ)でシオンはわざと負けた」説と「あれは素だった」説があるようですが、羊&サガスキ―として、わたくしは当然前者の「星の運命」学派です(^ω^)

でも、「星のさだめ」によってスターヒルでのクーデター自体が決まっていたものだとしても、もし当時の老教皇シオンと15歳少年サガが、正面からガチでバトっていたらどちらに軍配があがったでしょうか。

個人的には、肉体条件の有利さで少年サガのほうが強かったのではないかと思います。
当時のサガに事件後そのまま偽教皇がつとまったということは、少年サガは実力(強さ)的には教皇シオンに比しても遜色なかったのではないかと。となれば、体力や反射神経、視力聴力その他もろもろの肉体条件から、真っ向からの戦いでは少年サガのほうが有利だったのではないかと思います。

ただし。

以前、剣道の高段位者の老師と日本代表レベルの若手高段位者の剣道の稽古をみたことがあります。そのとき、老師の剣先はふらふらと揺れていて、若手の見るからに研ぎ澄まされ張り詰めた剣先とちょっと違ったんですよね。
でも、稽古の後若手の方とお話しする機会があったのですが、その方は「怖くてこちらから打ちこめない」と仰っていました。剣先をあわせるのですが、ゆらゆらしている老師の剣先がすっと小手先で相手の攻撃を流しちゃうんです。力で払うのではなく、ちゃんと激しく打ち合う前に受け流されちゃうような感じで。


稽古だったので勝ち負けは無かったのですが、肉体的にはかなり劣っているであろう高齢の方の高段位者と剣を交えるというのはそういうものなのか、と目うろこでした。
多分、打ち込めないことの背景には、相手が高名な高段位者であることへの心理的プレッシャーとかもあるんじゃないかと思います。


だから若手の動きに色んな意味で躊躇いが混じっちゃうわけですが、そのレベルでは躊躇いがあるようでは勝てないのでしょうね。


となると、老シオン対少年サガのスターヒル対決にもそういう要因が大きく関与してきそうです。
少年サガ側には、シオンへの屈折した思いや、気負い、一線を越えてしまうという絶望もあったでしょうから、通常よりも更に神経過敏になるでしょう。(もともとサガは神経細やかそうですし)自分が目標と仰いできた絶対的な存在を負かしてしまうことへの、識域下での怖さや抵抗もあったかもしれません。
だから、実力的には少年サガの方が強いかもしれないけれど、老教皇シオンに少年サガが勝つのは難しい。

ということで、原作で教皇シオンが一撃で斃れたのは、「わざと負け」だったのかな~と思います。






(でもほんとのことを言うと、心の底では「あれはふつうにシオンの素だよなあ」って思ってます^w^; 脇の甘いおおらかで豪快な無印シオン大好きですvvv)

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