第90話 牡牛突進！到達、パラスの間！ 感想

Ω牡牛座回、感想つぶやきです。例によってどうでもいいこと。壁に向かって喋っていればいいようなものばかり。


（ここから・ネタばれあり）

ハービンジャーさんの内面や成長が丁寧に描かれていて、すごく良回でしたね。
最近わりと「え？」な回が多かったですが、ハービンジャーの内面に関する部分の脚本がとてもよかったと思います。説得力があって共感や感情移入ができたので、ハービンジャーの活躍（と生き残り）にカタルシスを感じられて、素直にいい話だと感動できました。

この感じで他のキャラもやってくれればどんなに良かったか・・・（＞＜）このクオリティーで他キャラも描いてくれたら、名作になっていたでしょうに。このレベルの描写がなされた他のキャラを本当に見てみたかったです。

それから、久々に戦意をむき出しにしたタイタンもかっこよかったですよね。
ここのところパラス様との絡みが多く、同僚にも生ぬるく見守られていた印象の強かったタイタンですがｗ、やはり四天王のラストに相応しい格と大物感を感じさせてたと思います。
相手を認める発言、しかも自分の発言を撤回、自分は見る目が無かったとまでいう潔さは、随分かっこいいじゃないですか！
戦闘シーンもまだまだ余裕がある感じで、強そうでしたしね。パラス様相手に優しい声やなだめる声が続いていましたが、久々の戦うボイスやあざ笑う声もかっこよかったですよね。

ただひとつ残念なのは剣が折れてしまったっぽいところです。ハービンジャーの演出として入れたのでしょうが、あれはちょっとやり過ぎだったのでは。一応、四天王の剣はひと振りでアプス同等以上という触れ込みでしたし、タイタンの剣は｢神が世界を創るときに使った剣のごとし」ですし、星矢の射手座の黄金の矢も跳ね返してましたし。
ハイペリオンの剣はスタンド玄武も加わってのＡ！でやっと折ったというのに・・・。

どうしても折らなければならなかったとしても(尺的な理由等で）、もう少しなにか納得できる理由があって折れると良かったと思うのですが。パラスをかばってというのも、絵や流れ的に今一つ分かりづらく、「あれなら折れても仕方ないよね」とは思えませんでした。
来週も、なんとか折れた剣を使い続けるのでしょうか。


しかし、ハービンジャーが良かったばかりに、他のΩキャラとの釣り合いが一気に崩れた感は否めないと思いました。強さ的にも整合しないですし。
構成の方の担当になるのかもしれないですが、四天王の剣やΩ黄金聖闘士の強さの位置づけが訳分からなくなった感が。
一体何故そこまでハービンだけを優遇、って感じちゃうんですよね。ハービンの描かれ方自体は、すごくいいと思うのですが。


でも、とりあえずタイタンがちゃんとカッコ良かったので一安心しました。しかも、あのマントの下にはちゃんと服を着てましたしね。あ～良かった！
なんだかサガ顔なので、あのマントの下はもしや・・・ってどうしてもハラハラしていたのですが（ふだんから常に刻衣着こんでるとも思えませんし）、本日はしっかり服が見えていて、疑惑も解消してホッとしました。


全RAマントで子パラス様を抱いたりしていたのだとしたら、どんなにカッコよくても言い訳たたないですものね。