双子の行動にはそれぞれの性格が現れてるなあと思いました。
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ポセイドン編のラスト、カノンはポセイドンが投げたトライデントからアテナをかばい、自ら矛を身に受けます。
「ぐう~~~~っ」
「敵のお前がどうして…」と驚く星矢にカノンは
1)もともとそのトライデントは自分が引き抜いてしまったもの
2)そのような神への冒涜を犯した自分が受けるのがふさわしい
3)それに13年前のスニオン水牢ではアテナに何度も救ってもらった
4)せめてもの恩返し
と、涙を浮かべ苦しい息の下から言葉を絞り出します。
そして、
「ア…アテナ すべては愚かなるこのカノンの罪…
ど…どうか… どうかお許しを… ア…アテナ…」
ガク…と崩れ落ちました(;ω;)ブワッ
一方、12宮編のラスト、サガは聖域の階段を駆け上ったアテナの前に膝をついて現れ、
「あ…あなたは!?」と驚くアテナに
「サガ… 13年前あなたを殺害しようとした男です…」
と眉をよせかすかに唇に笑みをうかべます。
「あなたにひとことお詫びを申し上げたく ここでお待ちしておりました」
「エ?」と驚くアテナの目の前で次の瞬間
「ドン!」
自らの胸を突いたサガは
1)「うう…女神 こんなことでわたしの罪が許されるとは思っておりません」
2)「で…でも このサガ 本当は正義ために生きたかったのです…
ど…どうか それだけは信じてください」
3)そして本当のあなたは正義だったと信じますというアテナの前で、
「あ…ありが…とう…」ザ…と崩れ落ちるサガ。(;ω;)ブワッ
本当に全然違う双子なんですが、誰もがまず気づくのは、カノンはちゃんと謝ってるし、後にはミロのスカニーに這いつくばって耐えてまで、やり直そうとしていること。
一方サガは、お詫びを言いに来たという割に、よく見るとちゃんと謝っていないというか、言い訳だけして、生きて償うこともせず死に逃げたようにも見えます。
でもね。
このあたり二人の性格の違いなんだと思うのですが、サガはそもそも「許し」なんて求めてないんだと思います。はっきり「許されるとは思っておりません」とも言っていますし。カノンが「どうか、お許しを」と言っているのと対称的です。
カノンは涙を浮かべていますが、サガは胸を突き脂汗を流していますが、泣いてはいない。
サガは聖闘士として、アテナに弓引いた時点でそこにどんな理由があったとしても、どんな罰を受けたとしても、許されることなどありえないと考えているのだと思います。決して償うことなど出来ない大罪。
偽教皇サガの13年の治世はそれほど悪いものではなかったように見えますが、そんなこととは全く関係なく、アテナに反逆した自分は、「アテナの聖闘士」である以上生きていることはできない。
死に逃げたと批判されることもあるサガの行動ですが、サガにとっては自分の存在がよって立つ意味そのものを侵してしまったので、消える(死ぬ)選択しかなかったのではないでしょうか。だから、サガの最後の言葉は謝罪というよりむしろ「遺書」なのかなと思いました。
「謝罪」というのは相手に伝えて、そのうえで相手のリアクションがあるもの。許すなり受け入れるなり否定されるなり、こちらからの働きかけで相手との新たな関係が生まれる。だからカノンの言葉は、結果的に末期の言葉であっても、本質的には未来志向の言葉です。
でもサガの言葉は、単に読み上げただけの遺書で、それを聞いた相手に何かをしてほしいとも、してもらえるとも思っていない。ましてや、許してもらえるなどとも。置いていく言葉、サガにとってはもう何も生み出さない言葉です。アテナの前に現れた時のサガの困ったようなかすかな笑顔は、自嘲であり諦観の笑みですよね。最初からもう決心している。
あれだけ滝涙を流す星矢世界で、最後のサガは涙すら浮かべていません。綺麗なサガの死に顔にアテナの涙がポタリ…と落ちて流れるのです。
しかしながら、そもそもここが最大の謎なんですが、赤子アテナはカノンのことを「何度も」助けたのに、なぜサガのことは放置だったのでしょうか?
きっとサガは自分の中の黒に苦しみ、アテナが顕現すればいろんな意味で事態は解決されるだろうと、誰よりもアテナの降臨を待っていたと思うのです。けれど結局赤子アテナはサガのためには何もしてくれなかったし、クーデターも看過してロスやシュラまで取り返しのつかない事態に追い込みました。
同じ顔をしているのに、アテナは何故サガには厳しいの…
ただ、ここから一つ言えるだろうことは、カノンは屹度すっごくチャーミングなんでしょうね。カノンは海将メンバーもどこかからスカウトしてきて海軍を立ち上げたし、赤子の女神まで落とす天然ひとたらし!
*折り畳みに過去記事を再掲しておきます。2011年に書いた「アテナのお気に入り(Athena's Pet)」カノンについての考察です。
「先生のお気に入り」のことをTeacher's Petといいます。何となく色々と心弾む言葉ですよね、ティーチャーズ♡ペット(^ω^)
聖域ではハロウィンは、まずやらないだろうなあと思いつつも、日本のJCアテナ沙織さんが「楽しいからいいじゃないの~♪」ってやってくれてるかもしれないと期待。
だって12宮って、まさにハロウィンにぴったりな地形ですよね?ムウ様が下から順番に各宮を訪ねていく聖域ハロウィン妄想が楽しすぎます。巨蟹宮とか処女宮とかは素でハロウィンにぴったりなホラー宮ですし、考えようによっては「氷柱の美女」天秤宮とか無人アスレチック人馬宮とかもハロウィンぽい。
でも、どうせスタートすぐの双児宮で引き留められちゃってその先は行けないんでしょうね~。サガにつかまって、ハロウィンからオールセインツDAYまでぶっちぎりで巣ごもりしてると思います。
三次元が忙しすぎて、何もしないままあっという間に10月も終わりになってしまいました。やはり心の余裕がないと腐妄想ってできないものですね。目先のことでいっぱいになってしまうと、妄想に振り分けるリソースが無くてただ日々をこなすのみ。楽しいことというのも、お出かけとか外食とかハードル低くできる受け身のものばかりになってしまいがち。
でもそれじゃつまらないですよね。やはり自分の内側から迸るこのムウ様愛を世界に向かって叫ばなくては!
ということで、ぼちぼち少しずつでも復帰したいなあと思ってます。星矢は良くも悪くも流行関係なく、多少のブランクなどものともせずに、いつもそこにあってくれるジャンルなのがありがたいです。
*留守中も見に来てくださったり、拍手下さった皆さま、どうもありがとうございました。とても嬉しかったです。
サガカノン28歳のお誕生日おめでとうございます!
強くてカッコよくて美形で突っ込みどころ満載のふたりは本当にチャーミング♡♡♡
サガはとにかく;
ひとりで三人分美味しい!強い!超絶高スペック!実質黄金聖闘士のリーダー格の実力者!神のよう!それなのに報われない不憫さ(自業自得)。長男気質で責任感強く真面目なのに、強引ではちゃめちゃ。こじらせ具合がホントに素敵です。せめてムウ様くらいはサガに寄り添ってあげて欲しいw
カノンはとにかく;
強い!超絶高スペックで、ポセイドン軍を一から立ち上げる程の実力者なのに年の離れた同僚や敵とも対等につきあえる心は少年。弟気質で、空気が読めて機を見るに敏く、そのくせ自由で明るくてさりげなくて、悪いと思ったらすぐ謝れる根が素直な子。なんだかんだでお兄ちゃんが好き(最高に可愛い)。
ムウ様の相手ははたしてどちらがいいのだろうかと考えていると、永遠に妄想考察がとまりません。
VERY HAPPY BIRTHDAY TO YOU TWO!
双子羊絵チャを敢行してみました。参加して下さった方、のぞきにいらして下さった方、どうもありがとうございました。
パスをかけたのでR18OKということにしたのですが、そうしたら双子羊愛溢れる高度なお話が全開で大変楽しかったです(笑)
いろいろ示唆と妄想に富むネタが出てきましたので、その一部を忘れないうちに♡シェア♡させていただきます。
*ムウ様を女体化するとサガムウの身長差が20㎝くらいになる⇒いい!
*そもそも14歳と22歳位の頃の少年ムウ様とサガならそれくらいの身長差あるのでは?⇒いい!
*中学生と大学生(院生)となると家庭教師からの軟禁・管理のお年頃(スターヒル後のジャミール住まいは実質軟禁では?)⇒温度・湿度・調光・入浴等々全てを完璧に管理。食事も全てサガ作で手ずから食べさせています
*完全に家飼いのペット猫ムウちゃん⇒逃げ出してカノンに捕獲される ←これは、逃げ出したムウ猫を捕まえて届けに来たカノン。相当抵抗されたらしいのがカノンの様子から見て取れます。一方サガは冥衣まで着込んで必死で探し回ったらしく心労と疲労でボロボロ。
カノンの持つ箱の中では、マグロで満腹のムウ猫が丸くなっています。カリカリ(サガ)<<<<(越えられない壁)<<<<マグロのお刺身
*その後、連れ帰ったムウ様をお風呂に入れたり、逃げないようお風呂に鳥籠を置いて中にいれたり、お風呂にキッチンを作ったり、最終的に教皇宮に風呂があるのではなく風呂に教皇宮がある状態に。
そして後半は、「団地妻ムウ様」編へと突入。
セレブマンション「サンクチュアリ」のゴミ捨て場を自主的に掃除するサガと、一階に住んでいる田舎出身でほんわか緩いムウちゃんとのDokiDokiラブ♡すと~り~。
潔癖なサガは自身の下心に無自覚、あるいは認めることができず、我慢を重ねる内に黒サガが発動してしまいます。黒サガは充実したひと時を過ごしますが(意味深)、黒もサガなのでムウちゃんが本当に嫌がることや困ることはしません。
ということで、時々黒になっていることに気づいていないあくまで紳士で潔癖なサガと、混乱する天然ムウちゃんと、いろいろ活用して爽快な目覚めの黒サガのみつどもえ。
しかしいかに鈍感なムウちゃんでも、やがて流石に何かがおかしいことに気づきます。(「もしかしてサガは情緒が不安定なのでは?」)
というような、打ち切りの可能性に常に怯えつつ、40巻位までなんの進展もなさそうなラブ♡コメ☆サガムウの夢が広がりました。
しかし、一方で楽しく話をしていると何故か突然回線が切れてルームから追い出される事象が断続的に発生。つまり、どうも「真実」に近づくとADをくらって吹っ飛ばされるような…(偽教皇に監視されている…!?)((( ゚Д゚)))
そんなこんなでとても楽しい半日でした。同好の士との萌え話はなによりの元気の素ですね!
読んでみる方はこちらへ⇒サガムウR18 安全な棺safety Coffin(Pixiv)
簡単なネタバレトークは折り畳みに。
*更新無くても見に来てくださる皆さま、拍手下さる方ありがとうございます。生きてます。変わらず羊煩悩まみれです!
前回は、貧乏学生様がアパート隣人のサガと一つのキャベツを半分こする話になったところまで。
ムウ様が可愛いというただそれだけを書きたい話で内容はないのですが、もしよろしければ折り畳みにお進みくださいませ。
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